平成26年4月、高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型のウイルス)が熊本県の肉用鶏農場で発生しました。
高病原性鳥インフルエンザの国内発生としては、2010年11月から 2011年3月にかけて発生したH5N1亜型のウイルスによる流行以来、
3年ぶりのこととなりました。被害拡大の防止と、防疫措置に使用された要請物資をまとめました。
NPO法人コメリ災害対策センターへ要請のあった物資 | |
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4月14日 |
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4月15日 |
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4月17日 |
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年月日 | 時間 | 高病原性鳥インフルエンザへの対応 | |
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平成26年 | 4月12日 | 15時30分 | 県城南家畜保健衛生所へ異常家きん等の通報 (家きん舎5棟(球磨郡)のうち1棟での死亡数の増加) |
18時50分 | 県城南家蓄保健衛生所が、現地調査(立入検査)の実施 | ||
20時45分 | 県城南家蓄保健衛生所の鳥インフルエンザ簡易検査で、鶏10羽のうち6羽に陽性反応 | ||
22時30分 | 防疫対策に係る準備・指示 | ||
4月13日 | 4時10分 | 殺処分などを支援するため、県庁から県職員の第1陣96人が多良木町へ出発 | |
7時40分 | 殺処分などを支援するため、県庁から県職員の第2陣96人が多良木町へ出発 | ||
8時00分 | 県中央家畜保健衛生所の遺伝子検査(PCR)で、2羽がH5型陽性と判明 ⇒(疑似患畜確定) |
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10時00分 | 県の要請を受け、県建設業協会が掘削作業を開始 | ||
10時30分 | 多良木町の養鶏場において、鳥インフルエンザの防疫作業に着手 | ||
12時30分 | 1カ所自の消毒ポイント運用開始 | ||
19時00分 | 消毒ポイント11カ所の設置完了 | ||
4月14日 | 3時50分 | 相良村農場の全56,000羽の殺処分終了 | |
6時00分 | 知事の派遣要請を受け、陸上自衛隊約170人が到着 ⇒ 作業開始(9時) | ||
19時20分 | 多良木町農場の全56,000羽の殺処分終了 | ||
4月15日 | 10時00分 | 死鳥の埋却地投入終了 | |
17時00分 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所の遺伝子 解析の結果、高病原性鳥インフルエンザと確認 ⇒ (患畜確定) |
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19時00分 | 多良木町農場の防疫措置完了 | ||
4月16日 | 7時30分 | 相良村農場の防疫措置完了 ⇒ 発生農場等のすべての埋却終了 | |
8時35分 | 自衛隊撤収 | ||
4月17日 | 18時00分 | 高病原性鳥インフルエンザのウイルスが「H5N8亜型」と確定 | |
20時00分 | 全17か所の消毒ポイントでプール方式の運営開始 | ||
4月18日 | 10時00分 | 蔓延・発生防止の強化のため補強・補修用の防鳥ネットの提供開始 (制限区域) |
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4月27日 | 7時15分 | 清浄性確認検査開始(① 臨床検査、② 抗体検査、③ ウイルス分離検査) | |
4月28日 | 午前~ | 蔓延・発生防止の強化のため補強・補修用の防鳥ネットの提供開始 (県下全域) |
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5月1日 | 18時00分 | 搬出制限区域解除(清浄性確認検査の結果「陰性」) | |
5月8日 | 0時00分 | 移動制限区域解除 | |
9時00分 | 「第4回熊本県鳥インフルエンザ防疫対策本部会議」開催 ⇒ 知事終息宣言 |
「熊本県鳥インフルエンザ防疫対策本部」について(熊本県ホームページより)