2016年(平成28年)11月28日、H5N6亜型のウイルスによる高病原性鳥インフルエンザが青森県下で発生しました。
高病原性鳥インフルエンザの国内発生としては、2014年12月から翌年1月にかけて発生したH5N8亜型のウイルスによる流行以来、およそ2年ぶりのこととなりました。発生時の状況と、防疫措置に使用された要請物資をまとめました。
宮城県(栗原市)の事例
所在地
宮城県栗原市
飼養状況
採卵鶏222,300羽
発生確認日
平成29年3月24日
経緯
年月日 | ||
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平成29年 | 3月23日 | |
当該農場の管理人が家畜保健衛生所に通報 簡易検査陽性 |
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3月24日 | PCR検査によりH5亜型鳥インフルエンザウイルスを検出 (疑似患畜と判定) |
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殺処分等の防疫措置を開始 | ||
疫学調査チームによる現地調査 | ||
3月25日 | 高病原性鳥インフルエンザ(H5N6亜型)の患畜と判定 | |
3月27日 | 防疫措置を完了 | |
4月11日 | 清浄性確認検査の結果、搬出制限区域を解除 | |
4月18日 | 移動制限区域を解除 |
発生時の状況
当該農場の発生鶏舎(6号鶏舎)における1日当たり死亡羽数は通常0~3羽程度であったが、平成29年3月23日に死亡羽数が45羽に増加したため、管理人が北部地方振興事務所栗原地域事務所畜産振興部(北部家畜保健衛生所兼務。以下「北部家保」という。)に通報した。北部家保が簡易検査を実施した結果、陽性が確認された。発症・死亡鶏は鶏舎の出入口から比較的遠い位置の鶏舎中央で、直立4段ケージの主に3段目と4段目(最上段)に固まって確認されたとのこと。