家畜伝染病 災害時必要物資

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伝染病
epidemic


平成28年度 高病原性鳥インフルエンザ

2016年(平成28年)11月28日、H5N6亜型のウイルスによる高病原性鳥インフルエンザが青森県下で発生しました。
高病原性鳥インフルエンザの国内発生としては、2014年12月から翌年1月にかけて発生したH5N8亜型のウイルスによる流行以来、およそ2年ぶりのこととなりました。発生時の状況と、防疫措置に使用された要請物資をまとめました。

物資要請内容

NPO法人コメリ災害対策センターへ要請のあった物資
3月24日
  • ゴム手袋 42,500双
  • 結束バンド 30,000本
  • タオル 14,000枚
  • 軍手 3,504双
  • ゴム長靴 3,000足
  • サンダル 2,500足
  • スリッパ 1,500足
  • 反射ベスト 1,400着
  • 雨合羽 500着
  • ストレッチフィルム 500本
  • 平スコップ 300本
  • 剣スコップ 300本
  • 竹箒 300本
  • デッキブラシ 300本
  • ビニールテープ 275個
  • ブルーシート 275枚
  • コピー用紙 250個
  • 台車 250台
  • コンパネ 250枚
  • 一輪車 150台
  • ストーブ 105台
  • ガソリン携行缶 100個
  • トラロープ 50個
  • 目張りシート 10個
3月25日
  • ゴミ袋 25,050枚
  • ペール 90L 90個
  • ペールふた 90個
3月25日
(店舗対応)
  • 布テープ 60個
  • 水缶 24個
  • ハンドソープ 9個
  • ペーパーウエス 9個
  • 掛け時計 6個
  • 乾電池 2個
3月26日
(店舗対応)
  • 紙コップ 2,100個
  • トイレットロール 1,164R
  • コピー用紙 1,000枚
  • カイロ 500枚
  • ポリ袋 20L 400枚
  • 乾電池 372本
  • マーキングスプレー 228本
  • ボールペン 160本
  • ポリ袋 90L 150枚
  • 灯油缶 127個
  • マジック 120本
  • ジップロック 90枚
  • カッター 87本
  • 散水ノズル 67個
  • ハンドソープ 56個
  • コーンベッド 56個
  • カラーコーン 54個
  • ノート 50冊
  • 養生テープ 50個
  • 籠 47個
  • はさみ 39本
  • 警告灯 38本
  • 水缶 37個
  • コーンバー 36本
  • 布テープ 30個
  • スコッチコーン 27個
  • マーカー 26本
  • 雨合羽 26着
  • バケツ 24個
  • メモ帳 22個
  • 朱肉 16個
  • 電卓 15台
  • ホース 14本
  • 撥水ヤッケ 14着
  • 撥水パンツ 14着
  • レコードテープ 10個
  • ハンドソープ 9個
  • ケトル 8個
  • ホワイトボード 7枚
  • 秤 6個
  • ペールふた 6個
  • ペール 70L 4個
  • 懐中電灯 5本
  • コードリール 4台
  • ホチキス 3個
  • ペール 90L 2個
  • マーキングスプレー 2本
  • 充電式噴霧器 2台
  • タッカー 1個

感染状況とコメリ災害対策センターへの物資要請状況

宮城県(栗原市)の事例

所在地

宮城県栗原市

飼養状況

採卵鶏222,300羽

発生確認日

平成29年3月24日

経緯

年月日  
平成29年 3月23日
当該農場の管理人が家畜保健衛生所に通報
簡易検査陽性
3月24日 PCR検査によりH5亜型鳥インフルエンザウイルスを検出
(疑似患畜と判定)
殺処分等の防疫措置を開始
疫学調査チームによる現地調査
3月25日 高病原性鳥インフルエンザ(H5N6亜型)の患畜と判定
3月27日 防疫措置を完了
4月11日 清浄性確認検査の結果、搬出制限区域を解除
4月18日 移動制限区域を解除

発生時の状況

当該農場の発生鶏舎(6号鶏舎)における1日当たり死亡羽数は通常0~3羽程度であったが、平成29年3月23日に死亡羽数が45羽に増加したため、管理人が北部地方振興事務所栗原地域事務所畜産振興部(北部家畜保健衛生所兼務。以下「北部家保」という。)に通報した。北部家保が簡易検査を実施した結果、陽性が確認された。発症・死亡鶏は鶏舎の出入口から比較的遠い位置の鶏舎中央で、直立4段ケージの主に3段目と4段目(最上段)に固まって確認されたとのこと。

出典