長野県 / 長野県豪雪災害(H18)

災害発生状況

概要

平成17年12月初めから1月上旬にかけて、冬型の気圧配置が持続し、次々と強い寒気が流れ込んだ影響で、北部では山沿いと飯山地域を中心に記録的な大雪となった。平成18年1月中旬以降は、天気が周期的に変わり、寒気が流れ込んで大雪となった日もあったが一時的で、降雪量は平年並みか平年より少なくなっている。平成18年2月中旬、下旬は雨と気温の上昇により雪解けが進んだ。積雪の経過は、飯山地域では平成18年1月上旬までは、はるかに過去の大雪年を上回る積雪量だったが、平成18年2月28日現在の積雪量は59豪雪、56豪雪を下回る積雪量となっている。大町地域では、平成17年12月下旬にかけては、過去の大雪年を上回っていたが、平成18年2月28日現在の積雪量は59豪雪、56豪雪を下回り、ほぼ平年と同じとなっている。 冬の前半に記録的な大雪となったのは、平成17年12月から平成18年1月上旬にかけて、例年より大きく南に蛇行した偏西風に沿って、強い寒気が次々と流入したことに加え、熱帯の活発な対流活動が偏西風の蛇行を強化し、寒気の流入を継続化させたことが大きな要因。
〔気象庁報道資料より〕

H17/12/1~H18/2/28と過去の大雪年及び平年との積雪の比較

・過去の大雪年
59豪雪 S58~S59 の冬
56豪雪 S55~S56 の冬

野沢温泉の日最深積雪の経過図
野沢温泉の日最深積雪の経過図
白馬の日最深積雪の経過図
白馬の日最深積雪の経過図


今冬2月
の最大
過去の2月
の最大
今冬のこれまで
の最大
過去の年間
の最大
平年 統計
開始
年月日・
積雪量
年月日・
積雪量
年月日・
積雪量
年月日・
積雪量
積雪量



H18/2/5
S59/2/10
H18/1/8
S59/3/22
223cm
S55
334cm
344cm
343cm
353cm


H18/2/9
H17/2/14
H18/1/5
H17/2/14
95cm
S56
155cm
158cm
159cm
158cm

H18/2/5
S59/2/9
H18/2/5
S59/2/9
154cm
S58
256cm
257cm
256cm
257cm

H18/2/9
S59/2/18
H18/2/9
S59/2/18
160cm
S58
212cm
251cm
212cm
251cm

H18/2/9
S56/2/4
H18/1/4
S55/12/28
95cm
S55
127cm
168cm
147cm
187cm

H18/2/9
S59/2/28
H17/12/24
S59/2/28
55cm
S56
57cm
117cm
87cm
117cm

H18/2/12
S59/2/28
H18/2/12
S59/3/22
100cm
S56
104cm
142cm
104cm
148cm

H18/2/7
H6/2/12
H18/1/4
H6/2/12
75cm
H3
64cm
111cm
68cm
111cm

H18/2/7
S20/2/26
H18/1/4
S21/12/11
30cm
M25
19cm
71cm
49cm
80cm

積雪の状況

地区
H17/12/23  H18/1/4
野沢温泉
282
(+45)
297
信濃町
136
(+35)
155
飯山
224
(+61)
229
小谷
161
(+17)
195
白馬
100
(+13)
145
大町
52
(+14)
79
菅平
82
(+28)
79
諏訪
0
(0)
1
開田
48
(+11)
67
長野
19
(+7)
47
栄村森
333
(+63)
315

( )は、H17/12/22の降り始めからの増減

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