兵庫県 / 平成16年台風第23号

対策本部状況

災害対策本部の設置

台風第23号の接近に伴い、平成16年10月20日(水)7時に兵庫県全域に暴風警報が発表されたことから、 災害警戒本部が設置された。また、淡路地域等で大規模な被害発生のおそれが生じたことから、 16時40分に災害対策本部が設置された。さらに、北播磨、但馬、丹波、淡路県民局に 災害対策地方本部が設置された。



防災関連機関等の活動

自衛隊への派遣要請

陸上自衛隊第3特科連隊は、洲本市、豊岡市、小野市、西脇市、 津名郡一ノ宮町、津名町、出石町において516人が救助活動を行った。

・兵庫県広域消防相互応援協定に基づく活動

相互応援協定に基づき、県下各地の消防応援体30隊128人が出動し、被災地で救助活動を行った。
 ○豊岡市での活動 : 神戸、阪神、東播磨、西播磨の各地域から出動(救助者合計557人)
 ○西脇市での活動 : 姫路市、加東行政(事)が出動

・緊急消防援助隊の活動

大阪府、岡山県、滋賀県、愛知県から70隊284人の緊急消防援助隊が派遣された。
(救助者合計58人)

・消防団の活動

平成16年10月20日から平成16年11月7日にかけ、延べ32,063人の消防団員が土嚢積み、人命救助等に活躍した。

・自主防災組織の活動

32市町の自主防災組織が、安否確認、土嚢積み、避難所開設等の活動を行った。

主な初動、応急、復旧対応

●救助・救急、医療対策の実施

 ○県消防防災航空隊による救助、救急活動
県は、豊岡市の民家屋根に避難している住民の救出のため、平成16年10月21日夜明けとともに消防防災ヘリコプター2機を出動させ、救出活動を行った。また、早期に治療を必要とする透析患者等を病院へ搬送した。
(救助者合計 9人、搬送者合計9人)
 ○県警察本部による救助、捜索活動
県警察本部は、豊岡市、出石町、洲本市等における孤立者の救出、行方不明者の捜査のため、機動隊や県警ヘリを出動させ、救助、捜査活動を行った。
 ○救護班の派遣
県は、救護所及び巡回による診療活動を行うため、平成16年10月22日~26日まで、 災害拠点病院より救護班(39班、202人)を豊岡市、養父市、出石町、和田山町、但東町、山東町に派遣した。

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