紀北町 / 平成16年台風第21号・秋雨前線

災害発生状況

概要

台風21号は沖縄付近を通過後、鋭角にターンして日本列島に接近。平成16年9月29日8時半ごろに九州へ上陸した後、四国、本州へと相次いで再上陸し、人的被害を含む大きな被害を各地へもたらした。特に甚大な被害を受けた地域が、三重県多気郡宮川村である。 日本の最多雨地帯である宮川村住民は、多雨に慣れているため、日常的な雨と変わらないものと考え、まさか大災害に発展するとは予測すらしていなかった。
ところが、実際は異なった。119mmという最大時間雨量を国土交通省の宮川観測所で観測。さらに、平成16年9月28日19時から平成16年9月29日21時までの約1日で累加雨量753mmを観測したのである。台風21号は停滞した前線へ南から暖かく湿った空気を送り込み、県南部の山間部に活発な雷雲が次々と発生して、近隣市町村へも被害を与えた。
〔国土交通省ホームページより〕

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