避難所の開設は、短時間の豪雨による浸水に見舞われた地域での住民の自主避難に始まった。
津山市の地域防災計画では学校、公民館等の公共施設94カ所を避難所予定施設として指定しているが、地震を含む各種災害を想定した避難所予定施設であるため、浸水被害の避難所としては不適当な場所もあり、この災害においても避難所自体の被災により、指定の避難所予定施設以外の民間施設に避難せざる得ない場合があった。
豪雨のピークから一夜明けて浸水が治まるまでの間に住民の避難はピークに達し、この間、最大時11避難所で261名が不安な一夜を明かした。さらに、地滑りの危険発生に伴う避難勧告(後に避難指示)により追加された避難所、自宅での生活困難者のための避難所開設もあり、災害対策本部が把握した避難状況は13避難所に280名である。
開設年月日 | 避難施設 | 避難者数 | 閉鎖日時 |
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H10/10/17 | 雇用労働センター | 24 | H10/10/18 午前7時 |
H10/10/17 | 西小学校 | 145 | H10/10/18 午前10時30分 |
H10/10/17 | 二宮公民館 | 30 | H10/10/18 午前9時 |
H10/10/17 | 小桁公会堂 | 15 | H10/11/2 |
H10/10/17 | 金屋公会堂 | 21 | H10/10/25 |
H10/10/17 | 老人福祉センター | 4 | H10/10/18 午前9時00分 |
H10/10/17 | 第2東松原会館 | 12 | H10/10/18 午前8時30分 |
H10/10/17 | 河辺農業研修施設 | 1 | H10/10/18 午前7時30分 |
H10/10/17 | 田邑万代公会堂 | 1 | H10/10/18 |
H10/10/17 | 玉琳公会堂 | 2 | H10/10/18 |
H10/10/17 | 広済寮 | 6 | H10/10/31 |
H10/10/22 | 中央会館 | 1 | H10/11/3 |
H10/10/21 | 勤労者総合福祉センター | 18 | H10/11/25 |