人的被害 | ||||
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地域 | 死者 | 行方不明者 | 負傷者(重傷) | 負傷者(軽傷) |
旧豊岡市 | 1人 | - | 19人 | 27人 |
旧城崎町 | - | - | - | - |
旧竹野町 | - | - | - | - |
旧日高町 | 2人 | - | 3人 | - |
旧出石町 | 2人 | - | 1人 | 1人 |
旧但東町 | 2人 | - | - | - |
合計 | 7人 | - | 23人 | 28人 |
住家被害 | ||||||||
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項目 | 旧 豊 岡 市 | 旧 城 崎 町 | 旧 竹 野 町 | 旧 日 高 町 | 旧 出 石 町 | 旧 但 東 町 | 合 計 | |
全壊 (損害割合 50%~) | 396世帯 231棟 | 1世帯 1棟 | - | 64世帯 55棟 | 62世帯 34棟 | 7世帯 12棟 | 530世帯 333棟 | |
大規模 半壊 (損害割合 40%~50%) | 866世帯 849棟 | 6世帯 6棟 | - | 143世帯 143棟 | 83世帯 77棟 | 6世帯 7棟 | 1,104世帯 1,082棟 | |
半壊 (損害割合 20%~40% ) | 2,358世帯 2,081棟 | 148世帯 139棟 | - | 287世帯 287棟 | 137世帯 130棟 | 13世帯 14棟 | 2,943世帯 2,651棟 | |
一部損壊 | 200世帯 200棟 | 21世帯 21棟 | 11世帯 11棟 | 8世帯 8棟 | 21世帯 21棟 | 31世帯 31棟 | 292世帯 292棟 | |
床 上 浸 水 | 損害 割合 (10% ~20%) | 244世帯 218棟 | 80世帯 68棟 | - | 42世帯 42棟 | 37世帯 35棟 | 6世帯 9棟 | 409世帯 372棟 |
損害 割合 ~10% | 65世帯 60棟 | 57世帯 57棟 | 5世帯 5棟 | 24世帯 24棟 | 18世帯 18棟 | 9世帯 9棟 | 178世帯 173棟 | |
小計 | 309世帯 278棟 | 137世帯 125棟 | 5世帯 5棟 | 66世帯 66棟 | 55世帯 53棟 | 15世帯 18棟 | 587世帯 545棟 | |
床下浸水 | 2,394世帯 2,208 | 348世帯 311棟 | 23世帯 23棟 | 475世帯 475棟 | 149世帯 145棟 | 154世帯 164棟 | 3,543世帯 3,326棟 |
旧豊岡市は市街地の大部分が河川堤防より低く、洪水時には本流から支流へ逆流しやすい構造である。これを避けるために洪水時には水門を閉め、内水をポンプで強制的に本流へ排出することで浸水被害を防いできた。
しかし、今回の台風23号ではポンプの排水能力を上回る量の雨に襲われた。大量の雨で本流の水位は異常なスピードで上昇を続け、円山川の堤防が危険な状態に近づいたため、本流の水位上昇を加速させる内水の排出を停止した。これにより支流の内水は行き場を失い市全域で浸水被害が拡がった。さらに、本流の水位上昇はそれでも止まらず、堤防は本流からの越水で弱体化され、ついに右岸が決壊したため甚大な被害となった。
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旧城崎町内では、平成16年10月19日午前6時頃より降り始めた雨が、時間雨量1mm~4mmで推移しながら22時頃に止んだ。しかし、平成16年10月20日7時から再び降り始め、13時からの時間雨量は13mm~31mmの豪雨となった。その後23時には止んだが、累計雨量は228mmとなった。
町内の円山川の水位は、17時には指定水位1mを上回る1m10cmとなり、21時には2m77cmをピークに以後逓減した。水位上昇により、県道豊岡港線は玄武洞付近で冠水し、平成16年10月20日16時50分に通行止めとなり、平成16年10月22日6時25分に解除されるまで交通が途絶した。
また、湯島地区では平成16年10月20日16時30分頃から一部浸水が発生したほか、内川地区でも谷水による浸水および円山川の氾濫により川沿いの地区が冠水した。
住家被害 | |
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全壊 | 1棟 |
大規模半壊 | 6棟 |
半壊 | 139棟 |
床上浸水 | 125棟 |
一部損壊 | 21棟 |
・田畑、道路、公共施設などを含めた被害総額は1,757,207千円にのぼった。
月日 | 指定された法律 |
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H16/10/21 | 災害救助法 |
H16/10/31 | 被災者生活再建支援法 |
H16/12/1 | 激甚災害 |
旧竹野町内では、竹野川の増水や土砂災害により、道路の損壊や冠水、住宅等の浸水被害が発生したが、人的被害はなかった。
住家被害 | |
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一部損壊 | 11棟 |
床上浸水 | 5棟 |
床下浸水 | 23棟 |
旧日高町内では平成16年10月20日18時には、赤崎水位観測所の水位が8mを越え、江原、日置、鶴岡、宵田、岩中、赤崎、浅倉地区が浸水した。また、町北部では、八代川の氾濫と内水の増加により西芝、上石、虹の街等の国府地区が浸水し、旧豊岡市間の主要道路が通行不能となった。
同日22時頃から町南部では水位が下がり始めたものの、国府地区では八代川などからの増水が続き、翌平成16年10月21日午後まで冠水が続いた。
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旧出石町内では、大雨と河川の増水により、平成16年10月20日15時頃から、内水氾濫や土砂崩れなどが各地で発生した。
18時過ぎ頃に、出石川右岸の寺坂と日野辺及び左岸の桐野と上野で破堤したほか、23時過ぎには出石川左岸の鳥居で破堤し、広範囲に浸水した。
また、19時30分頃には、奥山川上流の人工林の風倒木が流され、奥山川に掛かった橋脚のある橋を次々と流した後、出石川と合流する手前の鍛福橋に引っかかりダムのような状態となった。このため奥山川両岸の鍛冶屋地区と福住地区が濁流に襲われたほか、19時45分頃に福住の出石変電所が浸水したため、町域の広い範囲で停電が発生した。
住家被害 | |
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全壊 | 34棟 |
大規模半壊 | 77棟 |
一部損壊 | 21棟 |
床上浸水 | 53棟 |
床下浸水 | 145棟 |
旧但東町内では、平成16年10月20日15時頃から出石川が増水して、道路の損壊や土砂崩れが続発し、通行不能により孤立する地区が多発した。
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