
地域防災対策
国の対応状況
国土庁 |
平成10年10月18日8時「情報対策室」を設置し関係機関から情報収集を行うとともに、官邸、関係省庁に情報連絡を行った。 |
警察庁 |
平成10年10月17日「災害警備連絡室」を設置し、関係警察機関等との連絡、情報収集にあたった。また、関係42道県警察では、警戒、行方不明者の捜索、住民の非難誘導等の災害警備活動を行った。 |
金融監督庁 |
岡山県津山市、吉井町、御津町、柵原町の店舗所在金融機関に対し、預金証書、通帳を紛失した場合でも預金者であることを確認して払い戻しに応じる等特例措置を実施するよう要請した。 |
厚生省 |
平成10年10月17日、岡山県津山市、赤磐郡吉井町、御津郡御津町、久米郡柵原町に、それぞれ災害救助法を適用し、避難所の設置、炊き出しその他による食品の給与、生活必需品の給与または貸与等を行った。 |
日本赤十字社 |
岡山県等7県の被災者に毛布、日用品セット等救援物資を配布した。 |
通商産業省 |
中国電力株式会社、津山ガス株式会社から申請があった被災者に対する料金の支払期限延長等の災害特別措置を認可した。また、被災した中小企業者に政府系中小企業金融三機関(中小企業金融公庫、国民金融公庫、商工組合中央金庫)による災害復旧貸付を開始した。 |
気象庁 |
本庁、管区気象台、地方気象台等から適時、的確な気象警報、注意報、情報を発表し、関係省庁等へ提供した。 |
郵政省 |
救助用、見舞い用の現金などを内容とする郵便物の料金免除、被災者に対する郵便葉書等の無償交付、被災者が差し出す通常郵便物の料金免除を行った。また、災害義援金の送金のための郵便振替の料金免除及び郵便貯金等の非常取り扱いを実施した。NTT等の電気通信事業者では、避難所に特設公衆電話(無料)を22台設置するとともに、岡山県津山市の災害対策本部からの要請により、携帯電話を貸与した。 |
建設省 |
本省警戒体制下にて情報の収集を行い、被害状況の把握に努めた。平成10年10月22日には河川局長、道路局長が岡山県等の被災現地を視察した。また、平成10年10月27日から、り災者の住宅建設などに対し、住宅金融公庫の災害復興住宅融資を適用した。 |
自治省 |
平成10年11月6日、大きな被害を受けた岡山県下の22団体及び、愛媛県下の6団体に対し、普通交付税の一部3,773百万円を繰り上げて交付した。 |
消防庁 |
平成10年10月15日17時、西日本の各府県に、翌16日17時には東日本の各都道府県に台風警戒情報を通知し、警戒強化を要請した。また、平成10年10月17日18時に「台風第10号災害警戒連絡室」を設置して、関係地方公共団体からの情報収集を行った。消防機関による活動としては、消防職員延べ16,000人、消防団員延べ約56,000人が危険箇所等の警戒巡視、要救助者の救助、行方不明者の捜索、避難の誘導、土のう積み等の水防活動を実施した。 |
県の対応状況
H10/10/18 |
災害救助法を津山市、吉井町に17日に溯って適用することを決定(平成10年10月19日に御津町、柵原町を追加) |
H10/10/20 |
知事の現地調査津山市ほか3町 |
H10/10/21 |
緊急部長会議 |
H10/10/22 |
災害対策連絡会議 |
中小企業に県の制度融資を特別金利で適用することを発表 |
H10/10/22 |
県税の申告、納付等の期限延長を発表 |
H10/10/26 |
関係部長会議 |
H10/10/27 |
平成10年台風第10号岡山県災害対策推進会議及び平成10年台風第10号岡山県災害対策連絡会議の設置 |
岡山県災害対策連絡会議[第1回] |
H10/10/31 |
岡山県災害対策推進会議<第1回> |
農業被害者、漁業被害者、住宅再建用の低金利融資制度の創設を決定 |
H10/11/2 |
知事の現地視察津山市ほか11町村を上空から調査 |
岡山県災害対策連絡会議[第2回] |
H10/11/5 |
岡山県災害対策推進会議<第2回> |
H10/11/12 |
知事・議長が国に要望 |
H10/11/13 |
岡山県災害対策連絡会議[第3回] |
H10/11/16 |
岡山県災害対策推進会議<第3回> |
H10/11/17 |
災害対策費219億8,200万円増額の一般会計12月補正予算案を発表 |
H10/11/24 |
岡山県災害対策連絡会議[第4回] |
H10/11/26 |
岡山県災害対策推進会議<第4回> |
H10/12/17 |
岡山県災害対策連絡会議[第5回] |
H10/12/24 |
岡山県災害対策推進会議<第5回> |
H11/1/6 |
岡山県災害対策連絡会議[第6回] |
H11/1/20 |
岡山県災害対策連絡会議[第7回] |
H11/2/8 |
岡山県災害対策連絡会議[第8回] |
H11/2/18 |
岡山県災害対策推進会議<第6回> |
救出・救命活動
津山圏域消防組合災害出動一覧(津山市関係)
No |
年月日 |
時間 |
出動場所 |
内容 |
(1) |
H10/10/17 |
22:29~14:00 |
福田 |
寝たきり老人避難(搬送不能) |
(2) |
H10/10/17 |
22:51~7:00 |
福田 |
(1)への救援出動→立ち往生車の2名救出 |
(3) |
H10/10/18 |
0:34~1:10 |
鉄砲町 |
急病。道路冠水により通院困難なため救急要請 |
(4) |
H10/10/18 |
0:48~2:00 |
二宮 |
寝たきり老人避難。家人により自宅2階へ。不搬送 |
(5) |
H10/10/18 |
0:48~0:54 |
上之町 |
道路冠水による水没車両から1名救出 |
(6) |
H10/10/18 |
0:55~1:44 |
横山 |
停止エレベーター内からの救出要請。到着時脱出済 |
(7) |
H10/10/18 |
1:25~1:40 |
横山 |
冠水道路での運転ミスによる接触事故。歩行者負傷 |
(8) |
H10/10/18 |
1:25~2:05 |
材木町 |
床上浸水住宅から老人2名救出 |
(9) |
H10/10/18 |
2:00~3:30 |
院庄 |
床上浸水住宅からの救助要請。到着時2階へ避難済 |
(10) |
H10/10/18 |
7:11~8:02 |
押渕 |
冠水道路を歩行中の転倒事故 |
(11) |
H10/10/18 |
7:44~8:16 |
茅町 |
工場内の廃油流出 |
(12) |
H10/10/18 |
8:01~8:19 |
南新座 |
冠水した自宅敷地内での転倒事故 |
消防団の活動
津山市の消防団 23分団 1110名 各管轄区域にて活動
・増水した河川の警戒パトロール |
・決壊寸前の堤防をはじめとする各所での土のう積み作業 |
・危険橋梁や道路の通行止めのための立ち番 |
・住民の避難誘導 |
・浸水住宅や水没車両からの人命救助 |
・ポンプによる排水作業 |
・災害対策本部へ対しての生の現場状況を送り込み |
・浸水ピーク後の被災住民の救援と災害廃棄物の撤去、道路清掃 等 |
H11/8/9 |
消防庁において消防庁長官表彰 |
H11/9/3 |
総理大臣官邸において内閣総理大臣表彰 |
他都市等の応援活動
他都市等の応援状況
団体名 |
派遣職員職種 |
人数 |
期間付記 |
応援業務 |
受入課 |
派遣職員派遣元所属 |
草津市 |
技術職員 |
1人 |
H10/11/4~H10/11/27 |
農地、農業用施設災害復旧業務 |
農林振興課 |
農林水産課 |
技術職員 |
2人 |
H10/11/4~H10/12/1 |
地域振興課、給水施設課 |
技術職員 |
2人 |
H10/12/2~H10/12/18 |
開発調整課、道路課 |
岡山県 |
技術職員 |
2人 |
H10/10/26~H10/10/30 |
耕地課 |
技術職員 |
1人 |
H10/10/28~H10/10/30 |
津山局治山課 |
技術職員 |
2人 |
H10/11/2~H10/11/15 |
治山課、高梁局森林課 |
技術職員 |
2人 |
H10/11/16~H10/11/30 |
治山課、井笠局森林課 |
岡山県 |
保健婦 |
延61人 |
H10/10/22~H10/11/1 |
被災者保健業務 |
健康推進課 |
津山保健所 |
岡山市 |
不特定 |
19人 |
H10/10/24 |
災害ごみの収集 |
環境事業課 |
環境事業局 |
不特定 |
9人 |
H10/10/25 |
備前市 |
不特定 |
14人 |
H10/10/24 |
災害ごみの収集 |
ボランティア本部 |
備前市職員ボランティアチーム |
岡山県 |
不特定 |
延125人 |
H10/10/29~H10/11/10 |
災害ごみの収集 |
ボランティア本部 |
倉敷地方振興局職員ボランティアチーム |
注:この表は、人的支援のみを記載。また、職員ボランティアは組織化され、本市に申し出のあったもののみを記載