火山噴火 災害時必要物資

火山噴火volcano


長野県/岐阜県 御嶽山噴火災害

平成26年9月27日11時52分頃、長野県・岐阜県の県境にある御嶽山が噴火しました。
御嶽山では、2007年3月にごく小規模な噴火が発生しましたが、その後静穏な状態が続いていました。噴火後、火砕流の発生も確認され、山頂付近では多くの登山者が噴火に巻き込まれ、戦後最悪の火山噴火災害となりました。

物資要請内容

長野県/岐阜県 御嶽山噴火災害

コメリ災害対策センターへの要請物資

NPO法人コメリ災害対策センターへ要請のあった物資
2014 929
  • PPロープ白 13個
  • ブルーシート 14個
930
  • 3口スイッチタップ 4個
  • 3口タップシャッター付 4個
  • LEDデスクスタンド 5個
  • アームライト 2個
  • 防雨型コードリール 2個
101
  • トイレットロール 34個
  • ブルーシート 7個
  • 厚くて破れにくい大型ポリ袋 13個
102
  • 単一電池 2個
  • 電動灯油ポンプママオート 2個
  • 灯油缶 6個
108
  • イボ竹 200個
1011
  • 貼るカイロ ミニ 100個
1014
  • 貼るカイロ 10個
  • 貼るカイロ ミニ 15個

噴火状況と対策本部の動き

2014年9月27日の噴火以前
年月日 噴火状況 警報 対策・対応
2007 3 ごく小規模な噴火が発生、その後静穏な状態が継続
2008 331 気象庁は、御嶽山に噴火警戒レベルを導入
噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)
2014 910911 剣ヶ峰山頂付近で火山性地震が増加、その後次第に減少
914924 低周波地震が3回発生

2014年9月27日の噴火
年月日 時間 噴火状況 警報 対策・対応
2014 927 11:41 連続した火山性微動が発生、その後振幅の増減を繰り返しながら継続
2014年9月27日 11時52分頃 御嶽山噴火
2014 927 11:52 上部斜面と西斜面の2カ所でほぼ同時に火砕流が発生
地獄谷方向に約2kmと兵衛谷方向に約1.5kmの流下が確認
12:20 長野県木曽町災害対策本部が設置
12:30 長野県王滝村災害対策本部が設置
12:36 気象庁は、火口から4キロメートル程度の範囲に影響を及ぼす噴火が発生すると予想 噴火警戒レベルを1(平常)から 3(入山規制)に引上げ
13:15 岐阜県火山災害警戒本部設置、岐阜県火山災害警戒本部飛騨支部設置
13:55 長野県警察機動警察隊12名が出動
14:00 岐阜県高山市災害対策本部設置
14:10 長野県 御嶽山噴火災害対策本部設置
16:31 長野県知事から陸上自衛隊に対し、人命救助に係る災害派遣要請
東京大学地震研究所の現地調査より、御嶽山の北東山麓を中心に降灰が確認された
2014年9月27日 長野県木曽町、王滝村に災害救助法が適用
2014 928 16:00 山の西側の岐阜県下呂市萩原町から東側の山梨県笛吹市石和町にかけての範囲で降灰が確認
19:30 火口から4キロメートル程度の範囲で大きな噴石と火砕流に警戒 噴火警戒レベル3(入山規制)が継続
22:00 非常災害現地対策本部設置(長野県庁)
剣ヶ峰山頂の南西側で北西から南東に伸びる火口列から活発な噴煙が上がっていることを確認
2014年9月29日 NPO法人コメリ災害対策センターへ物資要請第一報
2014 101 19:00 火山性微動は、検知できない程度の大きさに収拾
102 山麓でわずかな降灰を確認
19:30 火山性微動が再び観測され始める
105 山麓でわずかな降灰を確認
106 行方不明者の捜索打ち切り
107 剣ヶ峰山頂の南西側の火口列からは白色の噴煙が勢いよく火口縁上約400mまで上がり、時折火山灰混じりの灰白色の噴煙が認められた。
噴煙の風下側では、硫化水素臭が認められた。
火山灰を噴出するような噴火が継続しているものと推定、引き続き火山活動は高まった状態で推移
火山性微動は、検知できない程度の大きさに縮小
1013日~1014 平成26年台風第19号の影響で捜索が中断
1015 山頂で約1cmの初冠雪を観測
1017 御嶽山噴火非常災害現地対策本部の廃止

警戒レベル引き下げ
年月日 状況 警報 対策・対応
2015 67 岐阜県側登山口の濁河温泉で山開き
610 御嶽山合同調査隊が、御嶽山頂付近の状況と捜索拠点の確認等のため調査入り
626 噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引下げ
729 行方不明者の捜索再開
86 長野・岐阜両県の災害対策本部は捜索活動の終了を発表