使い方 

防災用品や災害時によく使われる資機材の使い方をご紹介します。防災物資

生活・室内

耐震ポール

ポールは家具の前面に付けると効果がありません。壁面沿いに取り付けましょう。ポールの間の隙間も、段ボールなどで埋めて面で支えるとより安定します。

耐震マット

振動吸収で家具の転倒を防止します。貼り付ける面を乾いた布等できれいにしてから貼り付けてください。汚れたり粘着力が弱くなった場合は、水洗いをし、よく乾かしてからご使用ください。

ガラス飛散防止フィルム

ガラスが割れた際、破片が飛び散るのを防ぎます。透明ガラスや凸凹ガラスに対応した様々なタイプがあります。耐用年数があるので、飛散防止効果を保つには張り替えも必要です。

家具転倒防止プレート

横揺れ対策として、家具の下に耐震マットやストッパーを挟むことが効果的です。

電源遮断装置

震度5以上の揺れが起こると鉛玉が外れてその重みでブレーカーのスイッチをOFFにします。送電再開後の二次火災を防ぎます。

防災セット

近年は様々な防災用品を詰め合わせたセットも登場しています。一つ一つ買うのは手間がかかりますし、何から買えば良いのか分からないということもあります。
セットで購入すれば手間が省けますし、不足の分を買い足せば良いだけなので備蓄初心者の方にはお勧めです。

トイレ関連用品

災害時に忘れがちなのがトイレの問題。断水や避難所生活では思うようにトイレを利用できなくなります。
通常のトイレに設置する凝固剤入りのタイプは使い方も簡単で手も汚れません。またコンパクトな携帯トイレは車内避難時等にも役立ちます。用途に合った仕様のものを選びましょう。

保存食

保存食は缶づめやカンパンなど、普段食べ慣れないものばかりです。種類も多くありますが比較的味が濃いものが多く、食べ続けるのは困難です。
好きな味や食べ慣れたもの、フリーズドライの野菜を入れることで飽きずに食べることができます。また、温められる保存食は湯気と香りが立ち、緊急時でも心を安らげることができます。

飲料水

水にも賞味期限があります。未開封で常温保存の場合、500mlで半年~1年、2Lで2年程度とされています。また、長期保存水は5年程度が多いようです。
普段から使うものなので最初に多めに購入し、賞味期限の短いものから使用していくと賞味期限切れの心配がありません。

ラップ

お皿に巻いて使用することで節水になり、炊き出しの際は軍手の上に敷いて炊事をすると衛生的です。使用済のラップは、丸めてスポンジ替わりにもなります。
防水性があるので、貴重品やスマートフォンなどの精密機器の保護にも役立ちます。
他にも、怪我をした際の保定や体に巻いて防寒対策に利用できます。

段ボール

床に敷いてマット替わりにしたり、防音効果があるため間仕切りとして使用できます。
特に避難所ではプライバシー保護に役立てられることが多くあります。
また組み立ててビニール袋を被せれば、簡易トイレとして利用することもできます。
作業・屋外

ブルーシート

屋根の破損個所に被せて雨風をしのぐことはもちろん、仮設テントの設置や避難所でのスペース確保として利用するなど多くの活用方法があります。
サイズも大小様々あり、厚さも厚手・中厚手・薄手とあるので、用途に合わせた仕様を選ぶことで使い易くなります。
・屋根に被せる(厚手~中厚手)  
・敷き物として使う(中厚手~薄手) など

土のう袋

河川や土砂の流出防止や地下道への流出防止、溜まり水の処理など多くの場面で使用されます。丈夫なつくりなので、災害時にはガラやゴミ入れとして使用したり、がけ崩れ防止、また資材や部品の整理などにも利用できます。

発電機

用途にもよりますが、一般的に出力が2000W程度の機種が使いやすく、電力も十分確保できます。
インバータ発電機は高価格ですが電力が安定していているので、パソコンなどの精密機器を使う場合は誤作動防止のためにもインバータ発電機の使用をお勧めします。
現在では持ち運びしやすい小型タイプも多いです。
電化製品は起動した瞬間や、モーター内蔵のものは製品表示以上の電力が必要になるため、出力に十分余裕を持たせた状態でご使用ください。

高圧洗浄機

洗車や家の外壁、コンクリートの洗浄等に使用され、水量は水道の約3分の1でも、水圧は水道の20倍以上で、節水しながら頑固な汚れを素早く洗浄できます。
軽量でコンパクトなタイプから、電源や水道がない場所でも使用可能なエンジン式・自吸式もあります。また先端ノズルを変えることで、雨どい等の高い所や配管の洗浄など幅広く使用できます。