コメリ災害対策センターの活動をご紹介します。
多くの人々の努力で災害の被害からたくましく復興していく市町村の姿をコメリは応援しています。
関西広域連合は、広域的な対応が必要となる大規模広域災害において、府県で協力して対応・支援を行うべく、関西地方の2府5県にて構成されています。NPO法人コメリ災害対策センターと関西広域連合とは、常日頃より、災害時の行政と民間等の多団体による物資の調達・確保と、効率的かつ確実な連携を図るため、マニュアル及び様式の策定について、協議を行なっております。
この度、防災関係機関の相互の連携強化・災害対応力、府民の防災意識の向上を目的とし、これまでに協議を重ねたマニュアル等の流れに従い、災害発生により他県に支援が必要となった事態を想定して、実動を伴う訓練を実施しました。
参加したのは、災害対策本部による物資調整訓練から搬入訓練までの一連の流れ。対策本部内での情報のやり取りや、企業・団体との通信についても全て公開され、相互に問題点や疑問点などが確認できる状況下で訓練が行われました。
調整訓練の後は、実際に災害が発生した際に0次物資拠点となる兵庫県の三木総合防災公園が会場となり、ダミー物資を使用しての搬入訓練となりました。支援協定締結先企業や団体から供給された物資を、調達班によるバケツリレーや、ローラー、フォークリフトを使用して搬入し、物資の仕分け、パレットへの積み直し等、第1次物資拠点への搬出準備がされました。
有識者や他県の防災担当による総評もあり、問題点の指摘や他県でも活用できる点などについて意見交換が行われました。発災からの物資拠点の立ち上げ、物資の調整・要請・搬入から搬出までを一連の流れで体験、見学をさせていただく機会は少なく、この度の訓練は多数の団体によるものという事もあり、今後より実用的な供給システムが構築されることと思います。