過去の災害を振り返って物資調達の現状と課題

2014年度・災害発生状況

関東大雪(2014年2月)

 2月4日正午から6日にかけて冬型の気圧配置となり、「10年に1度」の強い寒波が日本列島に流れ込み全国的に寒い日が続きました。
広い範囲(関東・甲信越・東北(主に福島県と宮城県)(新潟県の一部も含む)地方を中心) に大雪となりました。 積雪量は関東平野部でも30~80㎝、甲信越地方や、奥多摩、秩父、丹沢、箱根、静岡東部などの内陸部では1m以上に達しました。雪により孤立する集落が発生し、問題となりました。

関東大雪(2014年2月)

台風11号・12号(2014年7月)

 7月30日、沖縄の南で平成26年台風第12号が発生し、南から暖かく湿った空気が西日本の広い範囲で流れ込み、九州や四国をはじめ、台風から遠く離れた東北地方でも停滞していた前線が活発になり、大雨となりました。
8月に入り、台風第11号の接近により西日本を中心に再び大雨となり、台風の去った8月11日以降も前線が停滞し、九州北部・広島県・近畿中部(兵庫県・京都府・大阪北部)を中心に局地的な豪雨に見舞われ、特に同年8月19日夜から20日未明にかけ降り続けた豪雨により広島県広島市安佐南区・安佐北区では土砂災害が発生し、甚大な被害をもたらしました。

台風11号・12号(2014年7月)

御嶽山の噴火(2014年9月)

 9月27日11時41分頃から火山性微動が発生し始め、同11時52分頃に噴火が発生しました。
行楽シーズンを迎えていたこともあり、死者数も雲仙・普賢岳の43人を超え、戦後最悪の57人と大きな被害となりました。

御嶽山の噴火(2014年9月)

大規模災害での国・県との協力体制供給物資

 NPO法人コメリ災害対策センターでは過去の災害物資供給の経験から、状況に合わせて様々なカタチで行政や自治体と連携し、被災地へ迅速に物資を供給します。
平成26年1月に発生した関東大雪災害では、新潟県よりの要請を受け、埼玉県の被災地へ物資を供給しました。被災地では対応しきれない災害に対し、遠方の県や国と連携を取りながら、必要な物資を必要な地域へ迅速に供給いたします。

今回の鳥インフルエンザに対してのコメリでの対応事例

物資供給を実施した主な災害

対応年月日 災害名
平成19年7月16日 新潟県中越沖地震
平成20年6月14日 岩手・宮城内陸地震
平成21年4月~9月 新型インフルエンザ対策
平成21年8月 台風第9号
平成22年5月 宮崎県内での口蹄疫の感染が拡大
平成23年1月~3月 鳥インフルエンザ
平成23年3月11日 東日本大震災
平成23年9月 台風第12号
平成24年7月 九州北部豪雨
平成25年7月~8月 梅雨前線および大気不安定による大雨
平成25年9月 台風第18号9月