NPO法人コメリ災害対策センター
10周年記念防災講習会
災害時に私たちにできること

福和先生講演会「総力と本気の震災対策」

第1部の最後に、「総力と本気の震災対策」と題して、名古屋大学減災連携研究センター センター長兼教授の福和先生より講演を行っていただきました。

 51年前の新潟地震にて初めて注目された液状化現象について、そのプロセスと液状化になり易い地形の具体的な説明や、東日本大震災での津波被害が道路、空路へ及ぼした影響の大きさなどを多くの事例と写真を使い、わかりやすく説明いただきました。
また、今後発生し得る大規模災害への取り組みのあり方では、見落としがちなポイント、建物の耐震化についてのポイントなどをわかりやすく説明していただきました。

福和 伸夫先生

名古屋大学減災連携研究センター長・
教授工学博士 福和 伸夫先生

 最後に、「災害を減らし、克服して被害を防止する知恵は各自治体の中に蓄積されるべきであり、それは各自治体の思いにかかっている。地元を大事にし、防災に対してしっかりと提案し、答えを出して行くことが、災害による被害を減らし、日本を救うことに繋がって行くと考えている」と語られました。

福和先生講演会