NPO法人コメリ災害対策センター
10周年記念防災講習会
災害時に私たちにできること

防災講習会開催

災害時はどのような物資が役立つのか、それらをどのように確保するのか、福和先生より説明を受けながら、コメリ店舗内にて確認しました。

 講習会の最後のイベントとして、福和先生と一緒にコメリの売り場を回り、災害時に役立つ商品を、一つ一つ解説していただきながら確認しました。

 災害時はライフラインが止まる場合があるため、そのような状況下でも使用出来る物資を日頃から知っておく必要があります。例として、ガスが止まった場合でもお湯を沸かしたりできるカセットコンロとガスボンベ、停電時でも電気を供給できる発電機があります。また、最近の暖房用品は電気が無いと使用できないものが多く、災害時においては、昔ながらの石油ストーブが活躍するなど、災害時に役立つ商品を紹介していただきました。

 さらに、生活面で役に立つ商品だけでなく、復旧活動に関わる作業者の方が必要とされる物資の例として、東日本大震災の時に瓦礫や倒壊した住宅の釘などを踏み、怪我をしたケースが多くあったことから、身を守る安全靴なども必要であると説明をされました。

 また、店舗では被災直後は一般のお客様や復旧工事を請け負う業者様への販売が中心となるため、自治体様が必要物資を必要量確保するということは難しくなります。各自治体の防災担当者は日頃から災害が発生した際に何が必要になるのか、そしてそれらをどのように確保するのか考えておく必要があることをお話されました。

 災害発生時、店舗で商品を調達することが難しい場合に備えて「どのように物資を発注したらよいのか、具体的に知りたい」や、色々な商品説明やその使い方を聞き「災害時の為に商品情報を共有して欲しい」といった貴重なご意見をいただきました。

福和 伸夫先生

店内を回りながら、災害時に必要と
なる商品を解説する福和先生。

NPO法人コメリ災害対策センターでは、災害時には基本的に最寄りの流通センターより物資を供給します。
一般のお客様への販売を断つことなく、要請自治体様へ物資を必要量届けることが可能となっています。