台風第19号は2019年10月6日に発生、急速に発達しながら北上し、大型で猛烈な勢力にまで成長しました。12日から13日にかけては13都県に対して大雨特別警報が発令され、最大限の警戒が呼びかけられました。この発令数は、平成30年7月豪雨を抜いて過去最多となりました。
この大雨により広い地域で河川の氾濫や土砂災害、浸水被害が発生したほか、暴風により、台風第15号の復旧途中だった地域でも大きく被害が出ました。
激甚災害だけでなく、著しく異常かつ激甚な非常災害に適用される「特定非常災害」にも指定され、これは台風としては初めてのこととなりました。
NPO法人コメリ災害対策センターは、上陸前の10月9日よりご要請をいただいており、11月の下旬まで継続して対応を行いました。
今回はその中で、岩手県、長野県より当時の状況について伺いました。
出典:災害廃棄物対策フォトチャンネル(http://kouikishori.env.go.jp/photo_channel/)
「長野県長野市」(http://kouikishori.env.go.jp/photo_channel/r01_typh19/detail/?id=HA-50-02-004&rtp=search&p=2)を加工して作成
NPO法人コメリ災害対策センター設立以降、様々な災害が発生し、物資の要請にお応えしてきました。要請物資は災害の内容、災害発生後の経過によって物資の内容、物量が変化していきます。どのような局面でどのような物資が必要となるのか、過去の経験を活かせるよう、物資の要請状況をご紹介しております。