各地で被害をもたらした
鳥インフルエンザと現場の対応

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店舗での物資調達と課題(滋賀県)

-滋賀県東近江市-
発生日:12/13(日)
採卵鶏:11,000羽      

【経過】
・12月12日、滋賀県は死亡鶏が増加した旨の通報を受けて、当該農場に対し移動の自粛を要請するとともに農場への立入検査を実施。
・同日、当該鶏についてインフルエンザ簡易検査を実施し陽性。
・12月13日、当該鶏について遺伝子検査を実施した結果、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認。
出典:農林水産省Webサイト
(https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/201213.html)

12月12日(土)夕方、コメリ災害対策センターに「鳥インフルエンザ発生の疑いがある」と滋賀県より一報が入りました。
「不足する物資を調達したい」とのことでしたが、土曜日の夕方であり翌日の日曜日は物流センターが稼働していない為、供給は早くても翌々日の月曜日になることから、近隣にあるコメリ店舗の在庫を利用した物資供給を行う判断をしました。
滋賀県内の7店舗において、12日(土)から14日(月)の3日間、要請物資の引渡しを行いました。(厚手・薄手手袋500双、長靴640足、養生テープ210巻、消石灰75袋など)

その際の対応について滋賀県農政水産部畜産課の中井様よりお話を伺いました。

1.2019年2月に豚熱が発生し、対応した経験を元に防疫作業に関するマニュアルの見直しを行った。備蓄物資の見直しを行い、納品に時間がかかる物資を中心に備蓄していた。

2.前回(2019年度)の豚熱の際に要請した長靴は、期日通りに納品して頂いた経緯があった為、備蓄していなかった。週末の要請の場合、納品までにタイムラグがあることは想定外だった。すぐに必要であったのでコメリに限らず近隣店舗へすぐに調達に行った。

3.店舗によっては「災害協定?」、「掛売はできません」という対応をされた。

■コメリの課題

事前にコメリ災害対策センターから店舗への説明が必須であり、災害時の店舗対応について改めて周知徹底が必要と感じました。