見附市 / 7・13新潟豪雨災害(H16)

問題点・教訓

救援物資の受入と配給体制について

食料等救援物資の受入と配給
検証項目の目的
物資の手配、配給体制を確立する
必要数量を把握し、十分な量、質を確保する
対応の分析・評価
運搬車両は手配が早く、人的機動力も十分であった
ストックヤード、配給基地としてネーブルの存在が大きかった
救援物資の発注体制が多極化しており、混乱があった
配給作業では作業が非効率的であった
過剰受入の物資があり、処理できなかった
温かい食事や変化に富んだ副食に対する要望に応えられなかった
主な課題
当初は本部、県、各種団体、個人の支援申し出を、所轄単位で受け入れていた
職員の待機時間が多すぎる
物資搬入の時間が不規則
市で必要としている物資(種類・数量)の情報が県や他自治体に周知されていない
数量、設備、賞味期限の問題があり、パンやおにぎりに頼るしかなかった
今後の提案
1. 物資発注の一元化、在庫管理の徹底
2. 県及び被災市町村共同での、広域的物資受入れ・配給拠点の設置
3. 避難所の在庫物資数の定時報告
4. 大量の物資を短時間で効率的に搬入できるよう、フォークリフトが稼働できるストックヤードが望ましい
5. 通常の運搬車両はキャラバンタイプの汎用性が高い
6. 業者から避難所への直接配給体制の確立
7. 民間物流業者を加えた受け入れ体制の整備
8. 物資の搬入時間の指定が可能なら行う。物によっては予め別の保管先を指定
9. 主食の変更は難しいが、果物や副食の充実は可能
10. 衣類の古着や中古物資は受け入れしない
近隣市町村の人的応援
検証項目の目的
近隣市町村からの人的応援を有効活用する
対応の分析・評価
物資搬入や配送では力仕事が多く、有効だった
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