家畜伝染病 災害時必要物資

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伝染病
epidemic


平成28年度 高病原性鳥インフルエンザ

2016年(平成28年)11月28日、H5N6亜型のウイルスによる高病原性鳥インフルエンザが青森県下で発生しました。
高病原性鳥インフルエンザの国内発生としては、2014年12月から翌年1月にかけて発生したH5N8亜型のウイルスによる流行以来、およそ2年ぶりのこととなりました。発生時の状況と、防疫措置に使用された要請物資をまとめました。

物資要請内容

NPO法人コメリ災害対策センターへ要請のあった物資
2月5日
  • フレコンバック 420枚
  • 布テープ 380個
  • 長靴 268足
  • ポリ袋 90L 230枚
  • ポリ袋 120L 120枚
  • ペール 90L 13個
  • 液晶画面クリーナー 12個
  • ペールふた 10個
  • メガネのくもり止め 4個
  • くもり止め 2個
2月6日
  • 紙コップ 2,300個
  • 水 1,200本
  • ビニール袋 1,000枚
  • クリアカップ 260個
  • 布テープ 98個
  • 乾電池 50本
  • カラー布テープ 32個
  • ガソリン携行缶 8個
  • ポンプ 7個
  • 灯油缶 4個
  • ジャケット 2着
  • 計量カップ 2個
  • 灯油ノズル 2個
  • 灯油ポンプ 1個
  • ブルゾン 1着
  • タープ 1個
2月7日
  • セーフティーゴーグル 1,000個
  • ゴム手袋 126双
2月8日
  • 合羽 35着
2月12日
  • 合羽 60着
2月16日
  • 合羽 140着

感染状況とコメリ災害対策センターへの物資要請状況

佐賀県(江北町)の事例

所在地

佐賀県江北町

飼養状況

肉用種鶏39,900羽

発生確認日

平成29年2月4日

経緯

年月日  
平成29年 2月4日
当該農場の管理人から、管理獣医師を通じて、家畜保健衛生所に通報
簡易検査陽性
PCR検査によりH5亜型鳥インフルエンザウイルスを検出
(疑似患畜と判定)
殺処分等の防疫措置を開始
2月5日 疫学調査チームによる現地調査
2月6日 高病原性鳥インフルエンザ(H5N6亜型)の患畜と判定
防疫措置を完了
2月21日 清浄性確認検査の結果、搬出制限区域を解除
2月28日 移動制限区域を解除

発生時の状況

当該農場の発生鶏舎での死亡羽数は通常1週間に1羽程度であったが、平成29年2月4日に死亡羽数が40羽に増加したため、農場の管理獣医師が簡易検査を実施したところ陽性であった。このため、管理獣医師が西部家畜保健衛生所(以下「西部家保」という。)に通報した。西部家保が簡易検査を実施した結果、陽性が確認された。


出典